それでね、あたしがこの世の最後に見たのは、視界いっぱいに広がる眩しい空だった。
きれいだよねぇ、青い空は?
それじゃ。
さよなら、せかい。
迷信が真理であり、人の命さえ奪う事があった時代。
灰色に覆われた世界には不吉と崩壊の足音が満ち溢れ、恐怖に駆られた人々を魔女狩りへと追い遣った中世ヨーロッパ。
一方、高度に科学の発達した未来。
全ての謎は白日の元へと引きずり出され、科学と合理が追求された世界。
そして、『今』。
”少女”が存在する事すら赦されなかった過去、”少女”が滅んでしまった未来、そして「今」を生きる”少女”。
これは、三つの異なる時代・世界での”少女”をめぐる物語。
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正直、一冊の小説の中でこれほどまでに毛色の異なる三つの話を読むことになるとは思ってもみませんでした。
おかげで読みながら軽く混乱しましたがw
タイトルから受ける印象と読み初めがかなり違ってるので「コレは一体なんの話なんだろう??」と最初は思うんですが、読み終えてみると確かに一貫して”少女”の話でした。
『ブルースカイ』というタイトルも実に巧妙。
「――青い空を見たか?」というセリフも、別に何かの比喩という訳ではなく実はそのまんまだったりとか(笑
いやしかし、毎度思うんですが桜庭センセのこの寒気がするほど鋭い視点は一体どこで鍛えられたんでせうか・・・?(汗
まぁ正直な所、いと播き脳のキャパシティーを軽く越えてたので、かなり深く共感した部分も有ればサッパリ分かんなかったところもあった訳ですがw
とりあえず読み終えた後のこの衝動をメモっておかねばとパソコンに向かったものの、勢いでレビューを書こうとすると見事に内容が纏まらない罠(吐血
ううむ・・・。
当初は今日の日記は『神様のメモ帳』のレビューにするつもりだったんですが、作中に出てきた「たったひとつの冴えたやりかた」を本屋で立ち読みして『あぁ・・・完全にライトノベル脳な自分には文体とかがちょっと合わないなぁ』とか思いつつ脇をちらっとみたらたまたまこの「ブルースカイ」を見つけたとゆー訳で。
発売当初(2005年10月)に読まなかったせいで、作中に出てくる2007年4月10日午後12時47分55秒がとっくに過ぎててちょっと吐血しましたがw
か、鹿児島wwwっうぇうぇうぇえwwww
あとさりげにでてくるサンボマスターの歌詞w
もう片方の歌詞が分かんなかったのでググってみたら、浜崎あゆみの曲でした。
サンボマスターが分かって浜崎あゆみが分からないとか、かなり毒されつつあるなぁ・・・・w
コメント
また出たんですか。
…明日、買いに行かねばw