とある飛空士への追憶
2008年8月3日 読書 コメント (2)本の題名は「とある飛空士への追憶」。
歴史にその名を刻んだ偉大な皇妃と、歴史の闇に消えた名もない飛空士。
ふたりが織りなす、ひと夏の恋と空戦の物語である。
http://item.rakuten.co.jp/book/5437288/
という訳で、『とある飛空士への追憶』読了。
いと播きです。
以前からa-park氏やういさんのとこで取り上げられ、あちこちの本屋でやたらめったら推されてたんですが、「べ、別に気になったりなんかしないんだからね!」とツンデレ的精神を発揮して読まずにいました(ぇぇ
しかしながら、新刊発売の谷間で読むものが無くなった事もあり、とうとう買ってしまったんですが・・・・・・・いや、これは見事ですな。
話の内容としては実にシンプル。
とある飛空機乗りがお姫様を載せて海を渡りました。
と、一文で説明出来てしまうほど。
しかしながら、そのシンプルなストーリーに思いも寄らないほど心を動かされます。
ロクな武装も無いのでただひたすら逃げ回るだけなのに、何故これほどまでに格好良いのか。
この物語の結末は確かにこれ以外は在り得ないはずなのに、何故これほどまでに胸を締め付けられるのか。
そして、何故これほどまでにファナが可愛過ぎるのか(ぇぇ
いや、実に見事でした。
あと、いと播き的にシャルルは終戦後空挺騎士団を退役してレヴァーム皇家で料理長をしていたに一票入れときます(笑
コメント
あの結末にわアホほど批判的なのが高じて某ミクの方にて
勝手に私的結末のあらすじ書いたりしたんですが最近本屋に
無駄に平積みしてあって苛立たしい事この上ない昨今です。
このいとまきめっヾ(`Д´)ノシ
エンディングの部分が妙に長い上に少しぼかしてある辺り、作者様もこの収まりの悪さに相当苦労したのではなかろうかとw