とらドラ!#19
 
完璧。
 
完璧すぎる。
 
 
 
原作読者の誰もが胸を痛め、でもきっと誰もが観たかったシーンをその圧倒的な描画力で見事に表現していました。
J.C.STAFFには「絶賛」の二文字を以って最大限の賛辞を贈りたい。
実に見事。
 
人によってはこの場面に疑問を覚えた人も居たようですが、原作でより深い心の動きを知っている読者にとってはもはや明白、ここでは『号泣』以外の選択肢はありえません。
 
だって、他でもない「手乗りタイガー」なんですよ。
誰にも省みられることのなかった大河。
両親にも省みられず、親友のみのりんでさえもその領域には立ち入らせず。
 
ただ独り、誰も知らぬところで転んで。
ただ独り、誰も気付かぬところで涙を流して。
ただ独り、静かに立ち上がってきた大河。
 
縋らぬ事を自分に課してきた大河が「それ」に気付いてしまった時の感情はいかばかりか。
 
 
ここ数話の殺人的な可愛さを誇ってきた大河に対するJ.C.STAFFの表現力と、「釘宮大河」の見事な演技力からなる今回は、絶賛に値すると思います。
 
 

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