すべての愛がゆるされる島 (メディアワークス文庫)
2009年12月23日 読書 コメント (2)やられた・・・・・。
完全にしてやられました。
おそるべし、杉井先生。
という訳で『すべての愛がゆるされる島』読了。
本作はタイトルそのまま「そこではあらゆる愛がゆるされる――その二人が、ほんとうに愛し合っているかぎり。」というテーマで書かれたものですが、ドロドロとした愛憎劇とは一線を画するものでした。
頭を使いながら読んでいくと凄く楽しめると思います。
いと播きは何も考えずに読んでたら、見事に杉井先生の術中に嵌ってしまいましたがw
なんという孔明。
あたしが十二歳になる頃に、父はあたしの母とまた一緒になってしまったのだ。
あの二人の結婚は蜃気楼みたいな嘘だったはずなのに、けっきょく父は愛の牢獄から逃れられなかったわけだ。
結婚は人生の墓場、なんてよくいったものだ。
あたしが墓場から連れ戻したときには、父はもう燃え尽きて真っ白な灰になっていた。
もう二度と、父を離したくなかった。
これが冒頭でサラッと書いてあるあたり、もうなんというか・・・・・。
読み終えた瞬間に気付くこの敗北感w
実に見事。
1、6、10、13、20
2、5、8、12、15、18
3、7、11、14、17
4、9、16、19
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○お父さんたちに夏影を演奏してもらった
http://senken1000.blog83.fc2.com/
凄すぎたのでメモ。
うめぇ・・・・・・・・w
コメント
自分はまだ読んでいないのですが、後書きを先に読もうとしたら、後書きが書いていなくて困りました(何
一応帯には「再始動!」とあるので、これからはある程度テンポ良く刊行される…ならいいなぁ…(ぇ
今度買ってきまつ。