変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)
2010年11月14日 読書 コメント (2)誇り高き変態紳士の一人として、
これは是非読まねばと思い手に取ったのですが。
正直、
参りました _| ̄|○
完敗です。
さすが変態王子は格が違った・・・・・!
というか爆笑です。数ページごとに爆笑w
もう主人公の言動が素晴らし過ぎて・・・・・・・w
いつもなら冒頭に気に入ったセリフを書いたりするんですが、もう名台詞が多過ぎて、それを抜き出すだけで短編一冊出来そうです。
しかもただ単に笑わせるだけでなく、韻を踏んだ非常にリズミカルな文体に、ニヤリとさせるネタの数々(ICO世代万歳!)。
終盤へかけての盛り上がりは思わず没頭して読み進めてしまうほどでした。
正直、完璧ではなかろうか。
世の中にこれほどの才能が眠っていることに、戦慄を感じずにはいられません。
それにしても、主人公の性癖に大体共感できるところが自分でも非常に嫌なんですが、でも悔しいっ!・・・・ビクンビクン的な感じで癖になりそうです。
やっぱりスパッツですよね。
カントク先生の絵も素晴らしく、カラー絵もさることながらP.239ではあまりの造形美に思わずガッツポーズを決めたりしましたが、強いて挙げるならばもっと我らにスパッツを! 神原後輩万歳!!(違
もしくは競泳水着でも可ッ!!(ぇぇー
スカートの中を見るために廊下をピカピカに掃除したら校長に表彰され、障害物を飛び越える女の子のスカートの中見たさに雑草に水遣りしてたらテレビに取材されて褒められるような変態主人公と、本音を取られてしまった本当は表情豊かな無表情娘と、建前無しでは生きていけない孤独なお嬢様の織り成す物語は、読み終えてみて「読んで良かった」と思わせる非常に心地よい読後感だったのですが、一応バッドエンドはバッドエンドなので、これはやっぱりコンティニューがあるんですかね?
期待したいところです。
そういえば、オビで「はがない」の平坂先生がタイトルを(?)絶賛されてたようなので、略称はやっぱり『とわない』とかになるんでしょうか?
とまれ、MF文庫Jライトノベル新人賞「最優秀賞」でもある本作、いと播きも自信を持ってお薦めします。
こいつはすごい。
コメント
播きちゃんはなぜいつも遅いのか……(何
数年前に「スパッツ! スパッツ!」と先取っていた某御仁と比べてもあまりに新鮮味が足りない。それで変態紳士を自称とは……
「そんなだから兄ちゃんはいつまでたっても――」(何火憐ちゃん
…………とゆーか早く真人間に戻ってらっしゃい(老婆心
我々が追い求めるべきなのは、神原後輩的な下に穿いてるのか穿いてないのか気になって仕方ないようなスパッツなのです!
というか、あの舞羽さんに真人間とか言われても・・・・・(何ボソッ