6DZ7 超3結プッシュプルパワーアンプ
6DZ7 超3結プッシュプルパワーアンプ
タイトルは知らない人が見たらなんぞこれ、という感じですね。。。

超絶お久しぶりです。
気が付いたら5年とか経ってるとか、年取ったなぁ。。。
もう言い訳出来ないぐらいにおっさんですが、気が付いたらおじいさんになってそう。恐ろしや。

久しぶりにこの日記を開いてみて、まだ残っていることに感動したのですが、なにやら新規ユーザー登録が終了されたとのことで、来年あたり廃止されてしまうのでしょうか・・・?
だとすると寂しいですねぇ。
ただ、確かに私ですらここで最初に日記(当時はブログという言葉すら無かったですが)を書いてからもう20年近く経つので、時代が変わってしまった、といえばそれまでなのですが。
折を見てバックアップを取ったほうがいいのかな。


さて、私の方はというと一昨年ぐらいから真空管アンプなるものにハマっており、通算4台目を作っていい加減嫁から怒られているところなのですが、回路図を書くことを覚えたので、折角なのでweb上に残しておこうと思った次第。

ちなみにこれまで製作した4台はいずれも上條信一様(故人)が考案された、超3極管接続(超3結)アンプになります。

・Evolve Power Amplifiers 上條信一様
https://www.ne.jp/asahi/evo/amp/index.htm


画像の回路図はその中の超3結バージョン3を元にさせて頂いています。
https://www.ne.jp/asahi/evo/amp/kt90/report.htm


予算をあまり掛けられないので、ヒーター電源が少なくて済むように、でもプッシュプルは作ってみたいということで、真空管1本に5極管2本分が入っているという珍しい6DZ7を使っています。
また、上記バージョン3で上條氏は6AN8のノイズに苦労されたようで、色々調べてみるとピン配置(9DA)に起因している可能性があるようだったので、同様の使われ方をしていてかつ特性が近く(兄弟管とまでは行かなくても親戚管ぐらい?)、ピン配置が比較的ノイズに強い(9DX)と言われている6AW8Aを採用しています。


超3結のプッシュプルは色々な作例が既にweb上で公開されていますが、複雑な回路は手が出ないのと、過去にバージョン1の製作中に散々トランジスタが飛んで(私の作業が雑なのが悪いんですが。。。)、かなりトランジスタ嫌いになっていたこともあり、オリジナルのバージョン3の回路を倍にして、初段を定電流ダイオードで差動化しただけの超単純構造になっています。
計測器はテスターぐらいしか無いので、正直安定性の確認はこれからですが、今のところドリフト・熱暴走等はなく、ハムも誘導ノイズもほぼ聞こえないレベルです。

と、時間が来たので今日はここまでで。

####################################

回路を見直し。
オシロスコープを入手して確認したところ、帰還管の電流が多すぎて位相反転段がちゃんと位相反転していなかったことが判明。。。
なんであの状態で音が出ていたのか不思議ですが、設定を変えてきちんと位相反転していることを確認。

それと同時に、位相反転段の帰還管のグリッドを入力に接続変更。
この方が原理的には非反転段とより対称的な動作になるはずですが、ひずみの打消しを狙うのなら元のグランドに接続状態の方がいいのかもと思ったり。
音質的には変更後の方が好みなので、とりあえず変更後にしておきます。

####################################

こちらのページへのアクセスが意外と多いようですので、もうちょっと解像度の高い回路図をアップしておこうと思います。
内部配線の写真も加えましたので、下記Boxリンクよりご参照ください。
お役に立てば幸いです。
https://app.box.com/s/kvrq32mzf49qsnqxgtqokro5ntgyjyzg

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索